Total Car Service NARA SuperCarSelectionに新たなマシンが入庫しました。
FERRARI512TRの更に15台限定の希少モデルSPECIALE スペチアーレです。このスペチアーレと言うモデルは日本のフェラーリ正規ディーラーであるコーンズがフェラーリ取扱15周年を記念して特別にオーダーを掛けた15台限定のスペシャルエディションモデルなのです
あくまでもベースは512TRですので走り面において大きな違いは無いという事ですが、それでもやはり限定モデルと言うのはマニア心をくすぐる事は間違いないでしょう
このスペチアーレはサイドのエアガイドのフィンがボディと同色になっております。細かい違いですがちょっとした遊び心でしょうか?それよりもやはりピ二ファリーナデザインのこのサイド部分の流れるようなラインがとってもグラマラスで、ボディの上を流れる空気の流れがまるで目に見えるかのような美しい機能美を魅せてくれます
いつまで眺めていても飽きる事の無いデザイン。やはりフェラーリは特別な車なんだと感じます
この独特のボディカラーはロッソメタリアートと名づけられた専用色となります。ワインレッドにメタリックを混ぜた色ですが、このまるで陶芸の様な美しい輝きを写真で表現するには私の撮影技術では少し厳しいかも知れません。是非この美しいボディをその目で確かめて頂きたいものです
走行距離は62885km、少し多目の距離を走行しておりますが、タイミングベルトやクラッチ等の費用の掛かる消耗部品は今から1000km以内に交換されており、安心して乗って頂けると思います。もちろんこれから当社できっちり整備点検を施しますので更に安心して頂けると思います
ステアリングは純正品となります。距離は6万kmとは言えステアリングの痛みは殆ど感じられません。少し細めのグリップが私の手には吸いつく様にジャストフィットしてくれます。ヘッドライト・ウインカースイッチなどはまさに必要最低限の機能しか持たせておりません。あくまでもフェラーリという車はスペシャリティカーではなくスポーツカーなんだ、走る事に集中したい。というオーナー心をくすぐってくれます
シートと内装はタンレザーが奢られて、しっかりした腰のあるハリと滑らかな肌触りが乗り込む者をやさしく且つ的確にホールドしてくれます。まさにフェラーリと言う恋人に包み込まれていると言う表現がぴったりではないでしょうか?シート自体はネームの表記はありませんがおそらくレカロでしょうか?サイドサポートの張り出しの設計がまさに適正。ラグジュアリーテイストが漂うもののやはりスポーツカーであるという本質の部分は絶対おろそかにしないという事がフェラーリの企業理念を感じます
シフト周りのこの意匠が私は特にお気に入りです。真夏の炎天下にこのシフトノブは火傷の恐れがありますが(笑)
ゲート式のHパターンシフト、その周りに配置されたエアコンやシートヒータ等の操作パネル。この幾何学的でシンプルなデザインがベージュの内容にやさしく包みこまれていて思わずうっとりしてしまう美しさです。内装のマテリアルが持つその美しさを最大限発揮出来るのもやはりデザイナーのセンスまさにそのものなのでしょうね
ホイールはSPECIALE専用にSPEEDLINE社が設計した3ピースの専用ホイールが奢られています。デザイン的には好みが分かれるかも知れませんが、やはりホイールも機能と美しさを両立させています。
トランクは結構なスペースがあり、流石にゴルフバックは厳しいでしょうが旅行鞄をほりこんで、このSPECIALEで最高の思い出を作りに旅に出かけて頂く事も全く問題ないでしょう。
フェラーリから伝わる全てを感じながらお客様の愛馬として大事にしてあげて下さい
この美しくスラリと伸びた、まるでサラブレットの筋肉を思わせるリアピラーは私のお気に入りのアングルでもあります。このリアフェンダーとピラー、ボンネットと一つ一つのパーツを見ると全く違った曲線を描いているのに、一連の流れで見ると全てが計算されつくしたまとまり感のあるこのデザインは溜息しか出ません。
美しい、ただ美しい その言葉しか表現出来る形容詞が見当らないのです
良く整備の行きとどいたエンジンルームにはF113型の名機が搭載されています。
等長のインテークマニフォールドの曲線美がこれまた美しいフォルムを奏でています。所々にマテリアルの違うステンレスメッシュホース等の機能パーツがメカニカル感を醸し出しているものの、そのエンジンルームでさえ覗きこめば、美術館に足を運んでいるかの気分にさせてくれます
クラッチディスクは200km前に交換されています。適度な踏力とトルクのあるエンジンのおかげでわかりやすい操作性で乗り込んで見ると扱いずらさは感じません。むしろ本当にこのマシンは400馬力超えのスーパーカーなのか?と疑問すら感じるようなフィーリングです。
この艶めかしく輝くサイレンサーからはV12の協奏曲が奏でられるわけです
このマシンに装着される部品はすべて美しさが必要です
粗雑なパーツはせっかくの機能美を損なってしまうのです
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きちんと愛情を込めて整備されたエンジンはもちろんセル一発始動
お使いのスピーカーによって聞こえ方は多様ではあるかとは思いますが、是非実車に乗られてこのV型12気筒のエンジンサウンドに酔いしれて頂きたいものです
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