PORSCHE 964 カレラ2
販売期間 1990年-2004年
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 空冷F6 SOHC 3600cc
最高出力 250PS/6100rpm
最大トルク 31.6kg/4800rpm
変速機 5速MT
駆動方式 RR
サスペンション 前マクファーソンストラット
後セミトレーリングアーム
全長 4,245mm
全幅 1,660mm
全高 1,310mm
車両重量 1,350kg
先代 930
後継 993
930からの北米市場での人気による顧客増大がポルシェに対する新たな要求を生み、それによるマイナーチェンジを迫られる事になった背景から964は930までの外見のデザインを大きく変えることなくハンドリングの向上を目指した。
デビューは1989年、最新のポルシェは最良のポルシェと言うポルシェに与えられた使命を果たし、930から80%ものパーツを新設計しつつ、ボディもモノコックフレームへと進歩、サスペンション形式もフロントマクファーソンストラット、リアセミトレーリングアーム+コイルスプリングへと変更される事により大幅な走りのポテンシャルアップを実現した。エンジンは3600ccへと拡大され、圧縮比11.3で250馬力/6100rpm 31.6kgm/4800を絞り出し空冷フラット6は更に進化を遂げた
カレラ2は1990年に発売されカレラ4をベースに2WDに簡略化されたモデルであり、マニュアルシフトモード付きのAT(ティプトロニック)もオプションで選ぶ事が出来た
通常はリアスポイラーは電動格納式、ボディタイプはクーペ、タルガトップ、カブリオレの三種類が設定、1992年モデルからカブリオレターボルックが追加、1993年にスピードスターが追加された。
過去の整備履歴(現在96926km)
66678km 
エンジンフルO/H クラッチO/H
75288km 
エンジンO/H
 
 
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TotalCarServiceNARA SuperCarSelecionに新たなマシンが入庫しました。いまだ根強いファンが残るポルシェ964カレラ2のMT車です。
私も仕事柄いろんなポルシェに乗せて頂きますが、964をマニュアルで操る軽快感は996や997には無い独特の楽しみがあります。
まさにファントゥドライブ ファントゥポルシェです。独特のステアリングフィール、背中で奏でる空冷サウンド、軽快なハンドリング、あらゆる操作がポルシェを操る楽しさを味わせてくれます。この車に乗っているとカーナビやステレオ等は要らないんじゃないか?空冷サウンドを聞きながらただ走る事だけを楽しみたいという気持ちにさせてくれます
とは言えこちらのマシンにはパナソニックのストラーダナビがばっちり装備されておりますので知らない場所へでも安心してドライブをお楽しみ頂きたいものです
964のインテリアのデザインは流石に20年以上前の設計ですのでノスタルジックな印象ですが、個人的にこの1980年代90年代の頃の個性と情緒溢れるデザインが大好きです。見た目のアナログ感や、スイッチ一つ一つの操作感が964と言う車に乗る事で、その時代を少しばかり感じる事が出来る。この964が世に出た当時に自分の青春時代を思いださせてくれる。少し懐古の情に入ってしまいそうでも自分にとって車とはそんな存在であって欲しいなと思わずにはいられません
1990年初旬ですから、国産車最強スポーツカーであればR32スカイラインGT-Rの時代です。現在でも300kmを目指そうと思えば相当な空力、エンジン馬力が必要ですが、この当時に300kmを刻むスピードメーターを取り付けて異次元、未知の世界への挑戦を行っていたというのは実際に964が300km出る出ないに関係なくなかなか想像出来なかったものです。
現在の走行距離は96900km。走行距離は年式から考えるとかなり少ない方だとは思いますが、このマシンは随所に前オーナー様の愛着、拘りを感じる事が出来る一台で、細部に渡って状態の維持が図られている様です。手に触れるステアリングやスイッチ類等のマテリアルも傷みも少なくコンディションが良好です
エンジンは現段階で当社で把握している限りでも定期的なO/Hを施工されています。
オイル漏れに泣かされる空冷エンジンである以上は仕方ない部分もありますが、それでも古い車である事には間違いなく、出来るだけコンディションの良いベース車輛を手に入れて頂きたいものです。このマシンも定期的なメンテナンスのおかげでエンジンは頗る快調で、独特のフラットシックスサウンドを奏でてくれています
下回りもこの通りオイル漏れは見当りません。駐車中に地面にオイルのしずくが出来てしまうのは、964なら多少仕方ない事とは言えあまり気分の良いモノではありませんからね。
空冷を手にする以上はこのマシンの様な下回りを維持して頂きたいものです
このお尻から眺めるスタイリングもナローフェンダーですがそれでも一目でポルシェと判るデザインですね。ローダウンされており非常にかっこいいマシンです
ホイールは社外品のブロンバッハの18インチに換装されております。
ブラックアウトされたホイールのスポークの隙間から堂々と自己主張している前後の赤色のポルシェキャリパーがこれまたスポーティな感じです
フロントバンパーは社外品のエアロバンパーに交換されていますが、もちろん964ですからオリジナルのストック状態が一番という方も多いでしょうが、個人的にこのスタイリングは・・・アリです
なかなかレーシングテイストが漂っており、ボディカラーと相まってなかなかかっこいいです
ドライバーシート、ナビシートとも前オーナー様のこだわりが見受けられます。このシート発売当時非常に注目を浴びたRECAROのリクライニング付きセミバケットタイプの電動シートです。
適度なホールド性と、快適性がこの当時のレカロからもしっかりとした基本設計の高さを感じる事が出来ます。シートの擦れや破れも無く良好な状態で維持されているのがうれしいですね
トランクは決して広くありませんが、1週間分程度の旅行鞄なら十分乗せる事が出来ます。
今年の夏季休暇はポルシェに乗って楽しんでみるというのはいかがでしょう?
リアシートは残念ながらおまけのサイズです。もちろん乗れない事はありませんが、子供さんやワンちゃん位に留めておきたいサイズです。チャイルドシートならOKですが、空冷サウンドが子守歌と言うのは将来大人になったらポルシェ馬鹿になってしまう可能性があるのでおススメ出来ません
このマシンのこれまでの写真を見られて、当然お気づきだとは思いますが、このマシンはオールペイントされています。キャンディオレンジと言えば良いのか?オレンジメタリックと言えば良いのか?ともあれ写真で伝わりますでしょうか?
非常に綺麗で丁寧にペイントが施されています。
ここまでご紹介して来た様に少し変わり種の964カレラ2ではありますが、この前オーナー様の愛情と遊び心をたっぷり受けてここまで育って来たマシンです。これから次のオーナー様が決まるまで来週あたりからメンテナンスを行っていくつもりです。
その詳細はこのページでご紹介していく形になりますのでお楽しみに!
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